2013.2.11(月)祝日 晴れ 風が強く寒い
9:40 病院へ
愛美は、詰所横の食堂に車いすでいた。
介護士さんが愛美の髪を耳にかけ、暖かい濡れタオルで顔を拭いてくれる。
9:45 吸引して散歩へ
公園や道路を10分くらい。公園では芝の上を車いすで。
自分の足じゃないけど草や土の感触を伝えたい。
道路から公園に入るとメチャ強風。愛美が両足を真直ぐのばした。
ヒャーって寒そうな顔だけど笑ってる。
ベッドへ
とてもよく声を出す。酸素97~99点
12:00 酸素100点が続く。ビックリ
13:00 学校の担任の先生が来てくれる。
卒業式に愛美が参加する案を考えてくれていた。
愛美が卒業式に参加する目的は、みんなと一緒に卒業すること。
目標は、式に出席して卒業証書を受けることと、そして何よりもみんなに会いたい。
先生の案は両方の目標を実現するもので、愛美のことを考えてくれている
気持ちが伝わってくる。ただ、車いすで連続3時間は難しい。
現状では1時間程度が限界と考えると、2つの目標を実現することはできない。
みんなと一緒に過ごす時間を大切にしたいので、式後の参加になるかと思う。
証書は式後にいただこう。
しかし、病院でのダンスイベントでは、かなり長時間車いすに乗っていた。
嬉しい、楽しい時は耐えられる時間が長くなるのではないだろうか。
病院も非常に前向きに考えてくれている。リハビリでブラウスやジャンパ
スカートを着たり、外出訓練や予行演習も計画してくれている。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
できないと決めつけないで、どうしたらできるかを考えたい。
先生と卒業式の話をしていると、愛美が急に涙をポロポロ流し、
大きな声で泣き出した。
母さんが「卒業式に出たいん?」と聞くと、愛美が両手を大きく上げた。
出たいんだね。先生ビックリ
14:00 「先生にさようなら」と言うと左手を大きく動かす。
バイバイのつもりかな。またまた先生ビックリ
18:00から泣きが入る。
18:35 眠る。
19:25 起きる。
19:50 起きてる。酸素95点