2015.11.2(月)
2時間程度ですが自宅に帰ってみました。倒れて以来初めて、4年ぶりです。
介護タクシーで自宅のあるマンションへ。車いすを昇降できるだけのスペースがある玄関前の駐車場で降り、スロープを通って玄関ロビーへ。
エレベータは広さの異なる2基。狭い方には車いすは入れそうにないと思っていました。最初に来たのはその狭い方のエレベータ、しかし試してみると、愛美が座った車いすを斜めに入れて,背もたれを立てれば何とか扉は閉まりそうです。さらに介助者1人なら車いすと扉の間の斜めのスペースに入れそうです。2人を乗せて4Fに到着。自宅の玄関までの通路は段差もなく幅も余裕です。
扉を開けて中へ、幅はきわどいですが大丈夫。扉と玄関の間に2cm、玄関と廊下の間に5cmの段差があります。車椅子の前輪を上げて段差をクリア。
廊下からリビングはフローリングです。廊下は車いすが丁度通れる幅。シートを敷いてリビングまで直行しました。
傍の和室にも5cmの段差がありますが、ここも前輪を上げてクリアです。
問題は廊下に面した部屋です。愛美の部屋に入ってみることにしました。廊下の幅にあまり余裕がないため、一回では曲がりきれず、さらに切替してもギリギリ入りません。最後は一回持ち上げるようにして入りました。愛美が乗った車いすの総重量は80Kg。容易ではありません。
さて、愛美の様子はというと、久々の我が家ですが意外と冷静にしています。
廊下の方から大勢の子供たちの声が聞こえてきました。マンションの隣の幼稚園からです。
愛美は卒園生です。愛美が入園した時に、年少組の担任だった先生がいらっしゃいます。
「先生に会いに行ってみようか?」と聞くと大きな口を空け、手を動かします。行くそうです。
マンションから幼稚園の正面玄関まで250m。100mの地点に裏門がありますが階段のため車いすでは入れません。
道路は舗装されていますが、ガタガタで車いすがスムーズに進みません。我々が歩くには何の問題もない道も舗装、段差、傾斜など車いすにはとても通行が厳しいといった現実を実感します。
先生はいらっしゃるようでしたがお忙しいようです。残念ですが、愛美には「また来よう」と言って帰ろうとした時、先生が走って来てくれました。愛美は満面の笑みです。本当に嬉しそうにしています。
自宅に戻って少しまったりと過ごし、介護タクシーで病院に戻りました。
たった2時間の帰宅でしたが、幼稚園の先生にも会えてとてもよかったと思います

おすすめの記事