2012.12.8(土) 小雨・雪→曇り・晴れ
岡山県の総社市で開催された「白雪姫プロジェクト1000人大会 映画&
講演会」に参加してきた。
白雪姫プロジェクトは、愛美のような意識障害の人達の意識を回復
しよう(白雪姫だね)、そのために積極的に情報を提供し共有化
することにより、一人でも多くの人達が回復の機会を逃すことが
ないように、そして有効な方法を適用できるようにと活動されている。
講演者は、意識が戻ることはないと言われた同僚の宮田さんを愛情一杯の
取り組みで驚異的に回復させている特別支援学校の山元先生と、
看護で意識障害を回復する方法論を確立し実践されている筑波大学の
紙屋先生。
講演に先立って上映された映画は、宮ぷーこと宮田さんが意識を回復して
いく過程を記録したもので、いろいろな場面が愛美の状況と重なってしまい
涙を抑えることができなかった。我慢したのだが・・・
講演の感想は、なかなか言葉では言い表すことができない。
総社へ行ってよかった。その一言。
以下のことを再確認した。
○どんな状態(絶対に回復しない・機能していないと言われる状態)であろうと
本人はわかっているということ。
○人として普通にやっていた行動・生活(本人が元気な時にやっていたこと)を
介助したながら可能な限り自分で実施させること。(座る・立つ・動く・食べる・
歯磨き・・・)脳に働きかける。
○「治った」状態は判断する人に依存し、あいまい。「変わった」かどうかは明確。
○きっと大丈夫と信じること。諦めないこと。
愛美と同じような状況の男の子が回復して学校へ復帰した事例、周りの
各分野の医師全員から回復しないと判断された女の子が回復して大学に
合格した事例は、愛美の回復を信じる大きな力となる。それだけに、
何とかしなければと気持ちばかりが焦ってしまう。
愛美はわかっているけど思いを表出できない(我々がキャッチできていない)
としたら・・・いや、きっとそうに違いない。愛美の真直ぐな視線に意思を感じる。
すがりつくような泣き顔に心が張り裂けそうになる。
19:50 病院へ。間に合った~
眠ってる。食事中。酸素96点
20:00 起きる。
担当の先生が病室に。今日のことを話し、資料をみてもらう。
【12/9(日)予定】
リハビリ・・・なし